CONTENTS
シドニーを州都とするニュー・サウス・ウェールズ州は、オーストラリアの歴史、文化、経済の中心地。この国のすべての歴史は、小さなロックスの町から始まり、今ではオーストラリアはもちろん、南半球でも1〜2の大都市に発展しました。郊外には世界遺産「ブルーマウンテンズ」、イルカで有名な「ポートスティーブンス」、「ハンターバレー」は国内で最も古いワイナリーが連なります。
シドニーのあるニューサウスウエールズ州の南に位置するビクトリア州。本土にある州として、その広さは一番小さいですが、州都であるメルボルンはオーストラリア第2の都市で、キャンベラが首都に制定される前には一時的にメルボルンに首都が置かれていたこともありました。メルボルンは古きヨーロッパを思わせる街並みと近代的なビルがミックスされたユニークでおしゃれな街で、世界遺産も見ることができ、そして少し郊外に足を伸ばせばワイナリーや海など豊かな自然も広がります。食とワインでも高く評価されています。
オーストラリアで2番目に大きなクイーンズランド州にはオーストラリアの多彩な魅力がいっぱいです。ケアンズやタウンズビルを拠点に世界遺産の海(グレードバリアリーフ)や森(クイーンズランドの湿潤熱帯地域)、オーストラリア第3の都市・ブリスベンの新旧が調和した都市文化。美しいビーチ、アミューズメントパークに囲まれたゴールドコーストは内陸にも世界遺産「ゴンドワナ多雨林」など自然に魅力が溢れています。さらに先住民アボリジニも歴史の歴史に触れる機会は州内の各所にあります。
南オーストラリア州はオーストラリアで4番目に大きな州です。州の一部は、大陸のもっとも乾燥している地域のによって占めてられており、歴史的建造物から大自然まで、幅広く楽しむことができます。州都はアデレードで人口125万人の、オーストラリアで5番目に大きな都市です。ほかの都市と比べると比較的物価が安いほか、「世界で最も住みたい都市」の一つにも挙げられています。芸術・イベント・スポーツが盛んですが、オーストラリアらしいゆっくりとした雰囲気もある、そんな魅力的な地域です。
西オーストラリア州はオーストラリアで最大の州です。パースはこじんまりとした街ですが、オーストラリアで最も美しい街だと言われています。人口はオーストラリア国内の11%にあたるおよそ250万人で、その92%は州の南西部に居住しています。一歩都市の外に足を伸ばすと、モンキーマイヤや奇岩ピナクルズなど有名な自然観光スポットが目白押しです。鉱物資源が豊富で、経済面では、パースは経済成長が著しく住宅価格などが高騰しており、近年の価格上昇率はかなり高いです。
オーストラリア大陸の南に浮かぶタスマニア島は、オーストラリアの中で最も小さい一つの州です。先住民アボリジニの言葉でハート型を意味するTROWUNNA(トロワナ)と言います。島の1/4は野生動物が保護されている国立公園に指定されており、その内のほとんどが世界遺産として保護されています。サイズは北海道の4/5程で、人口は現在48万人です。タスマニアの最大の魅力は手付かずの自然にあります。地球上で最も汚染の少ない土地の一つといえるでしょう。
オーストラリアン・キャピタル・テリトリー(通称ACT)は、オーストラリア連邦首都特別区です。完璧な計画のもとにつくられた人工的な都市・キャンベラは、オーストラリアの他の都市とは少々違う印象です。 豊かな緑、ゆったりとした湖、美しいランドスケープ。その中でのんびりと暮らす人々が印象的な街です。連邦政府機関や各国の大使館が集まったこのエリアの特色なのか洗練されたカフェやレストランがあるのも楽しみの一つです。
広大なレッドセンターに位置する、有名なウルル (エアーズロック) から、熱帯のトップエンドのダーウィンや世界遺産のカカドゥ国立公園まで、ノーザン・テリトリーは、時空を越え、四季の移り変わりと同じ様に絶えず変化しています。ここには現存する世界最古のアボリジニ文化があり、世界でも屈指のフィッシングスポット、自然や野生生物が楽しめます。