COLUMNコラム

大学生向け休学留学のススメ

    • 2020年5月25日

留学には様々なスタイルがありますが、その中でも、大学在学中に休学をして「留学を経験する」大学生が増えています。日本を出て海外で数か月間を過ごすことで、英語力をブラッシュアップしたり、異文化適応力や、グローバル思考を養い、その後の大学生活や就職活動に生かすことができます。この記事では、「休学留学」「休学ワーホリ」についてご紹介させていただきます。

休学中に留学する
キャンベラはどんな都市?

休学中に留学するスタイルとして、大きく分けて2つあります。
まず1つ目は休学して「学生ビザ」で留学をするスタイルです。学生ビザの場合、学校に通っている期間=留学期間となるため、留学中英語学校でみっちり授業を受けることができます。
また2週間で40時間までのアルバイトも認められているため、放課後や週末にアルバイトをすることも可能です。

もう1つは、休学中に「ワーキングホリデービザ」を取得して留学するスタイルです。
ワーキングホリデービザの場合、最大17週間まで語学学校に通うことができ、ビザの期間中はフルタイムで働くことができます。
英語力に少し自信がない方でも、最初の4か月間はしっかり学校に通い英語の基礎を身に着けておくことで、その後のアルバイト探しにも役立つでしょう。また、いくつかの語学学校ではレジュメ(履歴書)の書き方や、面接時の注意点、仕事探しのアドバイスを行ってくれるワークショップも開催しています。英語力や仕事探しに自信がある場合や、予算が限られている場合は、語学学校を2か月や3か月の期間にするなど、自分の留学スタイルに合わせて選ぶことができます。


休学ワーホリのポイント

メリット、デメリット
POINT1

世界中に友達ができる!

まず始めに、4か月間語学学校に通うことができるので、その間に世界各国の友人を作ることができます。
語学学校で学んでいる生徒の目的は様々で、ワーホリで仕事を始める前の勉強で来ている方もいれば、大学やカレッジ進学に向けて準備をしている生徒、学生ビザで1年間みっちり語学留学をしている生徒など様々です。
語学学校在学期間中にできる友人はとても重要で、最初に誰もが乗り越える必要のある仕事探しやシェアハウス探しの情報やアドバイスを得ることもできます。
様々な国の友達ができることで、日本にいるときは知らなかった文化や考え、生活様式、食事のスタイルなど多くのことを日常的に知り、学ぶことができます。

POINT2

英語力が身につく!

オーストラリアで仕事を得るためには、最低限の英語力(コミュニケーションがスムーズに取れるくらい)が必要です。英語力があまりない場合は、飲食店でのキッチンや接客として働く生徒が多いです。
語学学校では英語の基礎を学んだり、その後の自分の生活に役立つ知識や資格を得ることもできます。英語が苦手、自信がない方は、みっちり4か月間語学学校に通うことで、飲食店のキッチンハンドや接客以外の仕事も得られるチャンスが広がるかもしれません。

POINT3

海外での就業経験ができる!

オーストラリアのワーキングホリデービザでは、同一雇用主のもとで最大6か月間働くことが可能です。休学ワーホリの最大のメリットである「就業経験」をできるということは、異なる国の人たちと一緒に協力しながら何かのスキルを身に着けていくことができるということです。
学生時代、単純に日本でのアルバイト経験がある人はたくさんいると思いますが、海外で世界中の国の人たちと働く経験を得ることで、より協調性や異文化適応力に磨きがかかることとなるでしょう。

また、「海外で仕事を経験した」ということだけでなく、仕事を見つけるまでの過程や苦労したことや工夫したことなども、日本に帰ってからの就職活動などでアピールできるポイントとなるといえます。

休学ワーホリで得られる経験、資格

英語+インターンシップ

英語の勉強後に、実際に現地の企業で就業の体験がしてみたい人には、「英語+インターンシップ」のプログラムがおすすめです。

Langports

Langportsはシドニーブリスベンゴールドコーストにキャンパスを持つ語学学校です。
独自の一般英語コースに定評があり、各スキルごとに自分のレベルにあわせた勉強ができるのが特徴です。インターンシッププログラムに参加するには、この英語コース(その他TOEIC対策やIELTS対策でも可)を最低4週間受講する必要があります。
インターンシッププログラム参加の際は、中級レベル以上の英語力が求められ、体験できる業種は、ホスピタリティ、観光、一般事務などがあります。これらの職種であれば、社会人経験や特殊なスキルがなくても参加することが可能です。

INUS

INUSINUSはメルボルンにあるカフェやバリスタの勉強ができることでも有名な語学学校です。
一般英語やテスト対策コースの他にも、General English with Internshipというコースがあります。
期間は10週間から(英語コース8週間+無給インターンシップ2週間~)で、就業先はホテル、幼稚園、カフェなどがあります。
英語プラスアルファを経験・学習してみたいという方にはおすすめの学校です。



英語+英語試験

日本に帰った際に英語力の証明となる資格がほしい、目的をもって就学をしたいという人には「英語+英語試験対策」のプログラムがおすすめです。総合的な英語力向上が見込めるケンブリッジ英検や、英語力を証明する試験として有名なTOEICコースが人気です。

Greenwich

Greenwichはシドニーメルボルンにキャンパスを構えています。英語試験対策に定評がある学校で、特にケンブリッジ英検コースが人気です。通常2レベル程のケンブリッジ英検コースのみ開講しているという学校が多い中、Greenwichでは全5レベル開講しているため、学生のレベルにあったケンブリッジ英検コースを受講することができます。
ケンブリッジ英検コースは通常10~12週間の就学期間や開校日が決まっているコースとなります。日本人にも人気があるFCEレベルのみ、4週間~12週間就学ができ、毎週月曜日に入学できるフレキシブルなコースを開講しています。

Langports

Langportsはシドニーブリスベンゴールドコーストにキャンパスがあり、オーストラリアでは数少ないTOEICコースを開講している語学学校です。LangportsのTOIECコースは試験のテクニックを学んでスコアアップを図れることに加え、文法やリーディングに力を入れつつ英語の基礎をしっかりと身に付けることに焦点を当てているコースのため、アジア人に限らずヨーロッパや南米の学生も多く受講しています。多国籍な環境の中TOEICを学ぶことができるため、リーディングとリスニングのみに限らずスピーキングも向上が見込めるプログラムとなっています。

又、キャンパスはTOEICの試験センターとなっているため、試験の際も普段から慣れている落ち着いた環境で受験することができます。


英語+英語教師

英語教師になるための資格として有名なのは、TESOL(英語教授法)という英語を外国語として教えるための方法を学んで取得する資格です。その他にはJ-SHINE、TEFL、TESL、Cambridge CELTA、TECSOLなどがあります。

International House(IH)

International Houseは世界中にキャンパスを持つ大手の語学学校です。オーストラリア国内の場合、シドニー、ボンダイ、ブリスベンメルボルン、ダーウィンなどにキャンパスがあります。(各キャンパスごとに開講コースは異なります。)
英語教員を育てる学校として始まった背景もあり、一般英語の他にもTESOLやJ-SHINE、児童英語教授法など英語教師養成プログラムなどに力を入れていることでも有名で、TESOLは8週間、J-SHINEは6週間のコースとなっています。
これらのコースを受講するには、中級~中上級以上の英語力が必要となります。

La lingua

La linguaはシドニーにある語学学校で、「英語が話せるようになる為の会話中心の一般英語」があるのが特徴です。日本人が苦手とするスピーキングを中心に、英語のスキルを学ぶことができます。
また、TECSOL & J-SHINEのコースも有名で、こちらはTECSOL資格コース5週間+J-SHINE1週間の計6週間のコース+2週間の実習を行うプログラムです。英語力は中級以上が必要となります。


英語+バリスタ資格取得

オーストラリアでは、バリスタの資格が取れるコースを開講している語学学校がいくつかあります。学校終了後にカフェでアルバイトをしたいと考えている方は、バリスタの資格を持っていると仕事探しに有利になる可能性が高いです。

SELC

SELCはシドニーにシドニー校ボンダイ校と2校キャンパスを持つ語学学校です。
校内にカフェがあり、バリスタコースではそのカフェを使い、本格的な技術を実技を通して学びます。その他にも接客英語だけではなく、電話対応、クレーム処理など実際に働くうえで必要になる英語スキルを習得します。初級レベルから受講可能で、4週間で修了するコースとなります。また、コース修了時には、SELCでの修了書の他に、バリスタスキル修了書とラテアートの修了書ももらうことができます。

Impact English

Impact Englishはブリスベンメルボルンにキャンパスを持つ語学学校です。Impact Englishのバリスタコースは5週間のプログラムで、中級~中上級レベルの英語力が必要です。週20時間の実習を含むバリスタ英語の授業に加えて、9.5時間のTAFEでのバリスタ研修を含む短期集中コースです。バリスタとして必要な知識やスキル、カフェで使う英会話を学びます。また校内でインターンシップに参加することもでき、実践ができるのも魅力のひとつです。とても人気なコースでクラスが埋まってしまうこともあるため、お早めの準備がおすすめです。

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。
オーストラリアに、休学して留学をすることは、大きなチャレンジでもあり、たくさんのメリットがある留学方法です。
「留学」は「ただ英語を学ぶこと」ではなく、それ以外にも数多くの経験と挑戦ができることでもあります。せっかくの4年間を無駄にしないように、ぜひ大学生のうちに休学留学を検討してみてくださいね!

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