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オーストラリアで取得できる資格・学位を徹底解説!【大学・専門学校留学】

    • 2020年3月25日

オーストラリアは質の高い教育で有名な国であり、政府によって資格や学位のシステムがわかりやすく整えられています。そして、大学や専門学校へ進学する方にとって、就学する学位の把握は非常に大切といえるでしょう。なぜなら、オーストラリアでは学びたいことや職業によって取得すべき学位が細かく定められており、また、職業の資格として学位が位置付けられている場合があるためです。

こちらの記事では、大学や専門学校で取れる学位について徹底解説します! オーストラリアでの大学留学や専門学校留学をお考えの方は、ぜひ一度目を通してみてください!
TAFE(公立職業専門学校)や専門学校で取れる学位
TAFE

Certificate III(サティフィケート・スリー)

こちらの学位は、日本の専門学校1年次に値するもので、特定の職業や学びたい分野に対して論理的で実践的な知識を持っているとみなされるものです。技術面に関しては、繰り返し作業のような単純で簡単な仕事を完璧にこなし、問題に対する解決策を提示できるとみなされます。こちらの学位を取得するには3カ月から1年かかりますが、専攻内容や学校、コースによって期間は異なります。
就職面に関しては、ある程度専門性が要求されるような職業のアルバイトや、仕事でアシスタントのポジションに就く場合に必要になることが多い、入門的な位置づけの学位です。

Certificate IV(サティフィケート・フォー)

Certificate IIIよりも一段階上の知識や技能があるとみなされる学位です。IIIよりも広範囲の知識を有し、技術面に関しても単純作業や専門性の求められる作業を完璧にこなし、問題に対して適切な解決策を提示できるとみなされます。こちらの学位を取得するには3カ月から1年かかりますが、専攻内容や学校、コースによって期間は異なります。Certificate III同様、ある程度専門性が要求されるような仕事のアルバイトや、アシスタントのポジションで必要になることが多い学位です。仕事探しをするうえでエントリーレベルと言える学位です。

Diploma(ディプロマ)

こちらの学位を修了すると、日本の専門学校卒、短大卒、大学1年生修了課程に相当します。内容としては、特定の仕事や学びの分野に対して、専門性が高く広範囲な知識やスキルを持っているとみなされます。現状を把握して分析する能力や複雑な問題に対する解決策の提示、他者の指導といった、仕事においてマネージメントに近いポジションに就ける能力があるとみなされます。
こちらの学位を取得するには1年から2年かかりますが、専攻内容や学校、コースによって期間は異なります。また、Certificate IV課程の修了が入学条件になっているものもあるので、Certificate IV課程の期間も考慮する必要があります。学校によっては、CertificateとDiplomaがセットになっているコースもあります。
就職面では、責任者レベルのポジションに就く方が必要になることが多い学位です。

Advanced Diploma(アドバンスド・ディプロマ)

Diplomaよりも一段階上の、より複雑な専門知識やスキルをもつとみなされる学位です。仕事では、幅広い活動に対して的確に状況把握する力があり、予想不可能で複雑な問題への解決策を提示し、専門性の高いアドバイスなどを行いながら他者を教育できる能力があるとみなされます。
こちらの学位を取得するには2年から3年かかりますが、専攻内容や学校、コースによって期間は異なります。また、Certificate 課程とDiploma課程修了が受講条件になっていることがほとんどで、Diploma修了後、1~1.5年ほどで取得できる場合があります。
Diploma同様、オーストラリアではマネージメントを行うポジションの仕事に就く際に必要となることが多い学位です。

その他の学位

Certificateに関しては、 IとIIもあります。しかし、非常に基礎的な部分になるので開講していない学校が多いです。また、IとIIの内容はIIIに組み込まれていることが多くなっています。また、Diplomaに関してはAssociate Degreeという学位もあります。こちらは短期大学卒または大学1年生から2年生修了課程に相当します。

大学(Undergraduate)で取れる学位
大学で取れる学位

Bachelor Degree(バチェラー・ディグリー)

日本の学士号に当たる学位です。特定の仕事や専門分野に対し、幅広く洗練された技術とスキルを持っているとみなされます。Diplomaと異なり、ある状況を分析するだけでなく評価する能力や、予測不能で複雑な問題に対して解決策を提示するだけでなく問題そのものを分析する能力、技術やアイデアを他者に伝えられる能力があるとみなされます。
こちらの学位を取得するには3年かかります。オーストラリアの大学で学ぶ内容は、日本の大学の2年生以降で学ぶ内容に相当するので、日本の大学よりも期間が短くなっています。ただし、日本の高校を卒業してオーストラリアの大学へ進学する場合は、ファンデーションコースを受講して大学1年生レベルの学習課程を修了してから進学することになりますので、大学卒業までは実質4年間かかります。
大学進学に関してさらに詳しく知りたい方は、こちらのページもご覧ください!

その他の学位

Bachelor Honours Degreeという、Bachelorの一段階上の学位もあります。こちらは取得までに4年間かかります。

大学院(Postgraduate)で取れる学位
大学院(Postgraduate)で取れる学位

Masters Degree(マスター・ディグリー)

日本の修士号にあたる学位です。日本同様、学士よりもさらに専門性の高い知識や技術を持っているとみなされ、技術やアイデアを知識がない人だけでなくスペシャリストにも伝えられる能力があるとされます。
こちらの学位を取得するには2年ほどかかります。カリキュラムは2種類あり、講義・課題・試験で評価される「コースワーク」と、コースワークに加えて研究と論文作成を行う「リサーチコース」です。

Doctoral Degree(Ph.D)(ドクトラル・ディグリー:ピー・エイチ・ディー)

日本の博士号に相当する学位です。オーストラリアの大学で取得できる学位の中で、最もレベルが高いものになります。専門職や専攻に関してエキスパートであり、より複雑な分析や困難な問題の解決にあたれる能力があるとみなされます。
こちらの学位を取得するには3年ほどかかります。カリキュラムは研究や論文の発表がメインとなるところがほとんどです。
オーストラリアでPhDを取得すれば、海外で仕事をすることも、専門性の高い職種で重要なポジションに就くことも夢ではありません。

Australian Qualifications Framework(AQF)とは
Australian Qualifications Framework(AQF)とは

以上、学位について紹介してきましたが、これらはオーストラリア政府が制定したAustralian Qualifications Framework(AQF)(※)によって定義されています。こちらのシステムは、資格や学位を一つの枠組みの中で管理するものです。各学位にはガイドラインが細かく定められており、学位ごとに取得できる知識、技術などが明確になっています。この制度自体は1995年に導入された比較的新しいものですが、オーストラリアの高い教育水準を実現するうえで基礎となっているシステムといえるでしょう。

どの学位を取ればよいのか?
どの学位を取ればよいのか?

このように、オーストラリアでは学位によって基準が明確に定められていますが、そのために仕事のポジションも学位によって明確になってきます。
例えば、オーストラリアの永住権取得を目指す方の間で有名なチャイルドケア・プログラムについては、オーストラリアで本格的に仕事をする場合はDiploma以上の学位が必要と言われています。Certificate
IVでもアシスタントとして仕事はできますが、マネジメントが可能なDiplomaやBachelorの学位と比較するとチャンスは少なくなります。オーストラリアで本気で保育士として働きたい方は、CertificateとDiplomaがセットになっているコースを受講したほうがよいでしょう。
また、英語教師になるための専攻分野であるTESOL、TECSOLに関しては、Bachelor以上の学位がなければ仕事を見つけるのは難しいでしょう。これらの分野で学ぼうと考えている方は、大学進学まで見据えた留学プランを考える必要があります。

  • まとめ

いかがでしたか?
オーストラリアでは政府によって整えられた学位のシステム:AQFがあり、そのために質の高い教育が受けられますので、専門的に学びたいことがある方には最適です。しかし、取得できる学位は教育機関やコースによって異なります。また、同じ専攻であっても学校によって授業内容やカリキュラムの特徴は様々なので、留学をお考えの方はしっかり情報収集をしましょう。
また、学びたい分野や就職したい職種によって取得するべき学位は異なります。せっかく学位を取っても、それが将来にあまり反映されないのはもったいないです。専攻分野が決まっていて、それを真剣に将来へ活かしたい方は、ぜひ一度留学カウンセラーに相談してみましょう。

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