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IELTS受験のすすめ

    • 2017年2月07日

近年、日本でも少しずつ名前が広まりつつあるIELTS。とはいえ、アメリカ発祥のTOEFLや日本で有名なTOEICと比較するとまだまだ知られていない試験です。
こちらのコラムでは、IELTSとは何かをはじめ、TOEFLとの比較、受験のメリットや勉強方法などについてご紹介していきます。
IELTSとは

IELTS (International English Language Testing System: アイエルツ)は、海外留学や海外移住の際に必要となる、英語力を証明するための資格です。日本ではまだ浸透していませんが、世界約120カ国、約6,000の教育機関・国際機関・政府機関が採用し、年間270万人が受験しています。
日本で有名なTOEFLとの違いは色々ありますが、最も明確な違いはTOEFLがアメリカの機関によって主催されているのに対し、IELTSはイギリスの機関によって運営されていることです。

徹底比較!IELTSとTOEFL
海外での進学などに必要となる英語試験ですが、IELTSとTOEFLのどちらをを受ければいいのかは、進学先の学校や機関が求める条件によって変わってきます。多くの学校では、どちらの試験も英語能力証明として認めていまが、イギリスへの留学ビザ申請の場合はTOEFLのスコアは原則使用できません。また、アメリカの2年制大学ではIELTSのスコアを使用できません。
では、IELTSもTOEFLも受け入れてくれる学校に関してはどちらを受ければ良いのでしょうか?答えは「自分が受験しやすく点を取りやすい方を選ぶ」ということです。
こちらの表ではIELTSとTOEFLの違いを徹底比較しています。是非、ご自身が受けるべき試験を決める際の参考にしてください。
項目 IELTS TOEFL
試験内容と解答方法に関する比較
科目 Listening
Reading
Writing
Speacking
Listening
Reading
Writing
Speacking
試験順序 Listening→
Reading→
Writing→
Break(試験開始時間まで)→
Speaking
Reading→
Listening→
Break(10分)→
Speaking→
Writing
試験時間 Listening:40分
Reading:60分
Writing:60分
Speacking:20分
Listening:60-90分
Reading:60-90分
Writing:50分
Speaking:15分
試験実施日数 2日 1日
Listening
試験内容
  • イギリス英語メイン
  • 音声再生は1回
  • 解答は選択式や穴埋め式
  • 問題が配られるので事前に問題確認が可能
  • 問題の合間に問題確認の時間あり
  • 最後に解答を書き込む時間あり
  • アメリカ英語メイン
  • 音声再生は1回
  • 解答は選択式
  • 問題はPCに表示されるので事前の問題確認は不可
  • 長文を聞き終わってから解答
Reading
試験内容
  • 1パッセージ900語
  • 3パッセージ(確定)
  • 1パッセージのボリュームが多いため難易度が高い
  • 1パッセージ600-700語
  • 3-5パッセージ出題(不定)
Writing
試験内容
  • 筆記式
  • 書かなければならない文字量は少なめ
  • タイピング式
  • 書かなければならない文字量が多い
  • 複合問題あり ※1
Speaking
試験内容
  • 対面形式
  • 質問に対して聞き返しも可能
  • 対PCなので慣れが必要
  • 複合問題あり ※1
時間配分 対策しやすい 対策しにくい
問題用紙への
書き込み
不可
試験内容と解答方法に関する比較
受験料 25,380円
(日本円で固定)
約27,600円
(225USD、レートによって変動)
受験可能都市 少ない 多い
試験実施日 少ない 多い
試験内容と解答方法に関する比較
大学進学時に
求められる
スコア
5.5-7.0
(TOEFLより低め)
80-100
(IELTSより高め)
合計スコア
切り上げ
あり なし
日本人の
平均スコア
例:アカデミック=5.8
(TOEFLより高め)
例:TOEFL iBT=67.4
(IELTSより低め)
試験内容と解答方法に関する比較
有効期間 2年間 2年間
公式教材 少ない 多い
受験者数
(世界)
270万人 72万人
受験者数
(日本)
3万5千人 8万人
※1:ReadingやListeningも同時に行う問題。実際の学校で必要となる作業と似ており、IELTSよりも難易度が高いと言われています
※2:IELTSとTOEFLのスコア換算に関しては、英語能力試験スコア換算表をご参照ください

一般的に日本人にとって難易度が低いのはIELTSと言われています。しかし、IELTSにもTOEFLにもメリット・デメリットがあり、必要とする理由や得意科目、試験対策にとれる時間によって受けるべき試験は変わってきます。まずは進学先の学校などがどちらの試験を受け入れているのかをしっかりと確認しましょう。その後、目標点数や対策期間、試験日などを考慮してどちらの試験を受けるかを決めると良いでしょう。

IELTSを受験するメリット

日本人が高得点を取りやすい試験形式になっている

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上記でTOEFLと比較しましたが、IELTSは比較的日本人が点を取りやすい形式のテストだと言われています。短期間で高得点を目指さなければならないような状況にある場合、IELTSの対策を行った方が、自分の目標に近づきやすいと言えます。


資格として使える幅が広い

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IELTSは世界で最も認知されている英語能力検定試験であり、世界では年間270万人を超える人が受験しています。今後世界で学びたい、就職したいと考えている方にとっては、受験して損のない資格なのです。


英語の上達が早くなる

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IELTSなどの試験対策コースに所属している学生は、他のコースに所属している学生と比較すると明らかに英語の伸びが速いです。なぜなら、明確な目標に向かって限られた時間の中で効率的に英語を学んでいくためです。また、それらの学生は総じてモチベーションも高いため、ある程度緊張した環境の中で短期集中の英語を学びたい方には、IELTSのような試験対策コースがお勧めとなっています。


自分の勉強成果が具体的な形として現れる

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英語の成果とはなかなか目に見える形で表れるものではありません。そのため、モチベーションをキープすることが時に難しいものです。IELTSのような試験の場合、英語の能力が具体的な数字となって表れてきますので、自分の上達度を実感するには非常に良いツールとなります。また、IELTSはケンブリッジ英検のように合否判定が出るわけではないので、受験すれば何かしらの結果を得ることが出来ます


IELTSの勉強方法
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日本でも少しずつ知名度が上がってきているIELTSには複数の対策テキストがあります。大切なのは同じテキストでもしっかり理解しきるまでなんども繰り返して解くことです。この方法で、多くの受験者が高得点を獲得してきています。
それでは、各科目の勉強法はどのようなものが知られているのでしょうか。以下に各モジュールごとの勉強方法についてまとめました。
※試験の詳しい内容に関してはIELTSのページをご覧ください


リスニングモジュール

メディアを活用し、話されている内容に関して的確なメモがとれるような能力を身に着ける
リスニングの試験中はメモを取ることが許されており、メモの精度が得点UPに繋がります。インターネット上では英語音声のラジオやテレビ番組が数多く配信されていますので、それらを活用して会話の流れや主題などを適切に掴める力を身に付けましょう。

リーディングモジュール

Skimming(速読で要点把握)とScanning(特定の語句を探す)のスキルを磨く
まずはたくさんの文章に触れ、英語の文章を読むことに対する抵抗を無くしましょう。英語の文章に慣れてきたら短時間で要点を見つけることを意識して読む読み方に変えていきます。
分からない単語を覚える
単語用のテキストを使って勉強するのも一つの手ですが、リーディング中に分からない単語が出てきたときはメモを取り、文章を読み終わった後に確認する癖をつけましょう。文章を読んでいる最中に逐一調べていると、速読の力を養うことが出来なくなるのと、単語の意味が分からない状態で文章の意味を把握する能力が身につかなくなるので、お勧めはしません。

ライティングモジュール

採点基準を把握する
採点はタスク達成度、一貫性と統一性、語彙力、文法力と正確さという4つの基準によって行われますが、採点基準は目指すスコアによって異なります。まずは自分の目標点数に対してどの採点基準が重要となるのかを把握しましょう。
論理的な文章の構造を把握する
文章の構成を明確にすることは、単語や文法と同じくらい重要です。基本的には導入、本文、本文、結論という形に当てはまっていることが必要なので、書くべき項目と内容を計画してから書き始める訓練をしておきましょう。
語彙力と文法の精度を上げる
文書を書く際は表現方法のバラエティを増やすことはもちろん、それらが正確に使えるように文法をしっかりチェックする必要があります。同じ表現を繰り返し使っていると、スコアは下がってしまいます。
適切な文字量を時間以内書けるように練習する
文字数不足もスコアダウンに繋がります。何度も文章を書いて筆記速度を上げ、解答で求められている単語数が感覚的に分かるようにしておきましょう。文字数を何度も数えなおすことに時間を使ってしまうのはもったいないです。

スピーキングモジュール

パート1:長い文章で話しができるように準備しておく
内容は自分のこと、家族のこと、職業や学校での専攻など、身の回りのことになるので、それらの内容に対して落ち着てい答えられるように練習しておくと良いです。
パート2:与えられた課題に対して順序立てて話す能力を磨く
IELTSのスピーキングトピックはインターネット上などに多く上がっていますので、自分で課題を選び、順序だててメモをしてスピーチする訓練をしておくと良いです。メモが的確に分かりやすく取れるかが、スムーズなスピーチと高得点のカギとなってきます。
パート3:質問に対して論理的な回答ができる能力を磨く
試験官とのやり取りが課題となります。質問された事柄に対して他の事柄と比較したり、原因と結果を含めたり、仮想未来を交えたりして説明できると得点がUPします。質問はある程度パターン化されていますので、各質問の種類に対するテンプレートを用意し、相手に物事を論理的に説明できるように訓練しておくと良いです。

IELTS受験者の体験談

試験種類:アカデミック / 進学先:The University of New South Wales

受験理由

将来、オーストラリアで英語の教員として働くためにニューサウスウェールズ大学で勉強したかったためです。大学に入学するためには、IELTSで英語力を証明する必要がありました。Overall 6.5を取る必要があったので、語学学校のIELTS試験対策コースで勉強しました。

苦労したこと

私にとって試験のための勉強は大変なものでしたが、同時に楽しいものでもありました。英語の能力を効率よく確実に上げるため、シドニーに滞在中は極力母国語を使わないようにしました。IELTSの問題にはひっかけが多く、受験者はもちろん時には先生も引っかかるようなものがあったので、それらの勉強は本当に大変でした。

受験によって得られたもの

ライティングで自信をもって文章を書けるようになったことと、ネイティブスピーカーと話すときに彼らの言葉をしっかり理解できるようになったことです。また、リーディングスキルが確実に上がったことは、大学で勉強する際に非常に役に立っています。

受験を考えている人に一言

私が受けたのはアカデミックですが、目標の点数を取るためには努力を惜しまないことが非常に重要です。分からないことがあった際は、遠慮なく対策コースの先生に聞いたり、インターネットでポイントなどを調べるといいです。学校の授業だけでなく、自主学習も非常に重要です。自分で学習環境を作り出し、それを活かせた人が試験で成功すると思います。

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。日本でも徐々に認知度が上がってきているIELTSには受験するべき魅力が数多くあります。何よりも、今後世界で活躍しようとしている方にとってはほかの試験よりも有用性が高いと言えます。
IELTSに関してさらに詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください!
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