学生ビザは、オーストラリアの語学学校や中学、高校、大学、TAFE、専門学校などの教育機関にて、長期留学をする場合に申請が必要となるビザです。大きな特徴としては、以下の2点があります。
・3か月以上の長期就学が可能
語学学校と専門学校を組み合わせたり、別々の語学学校への就学を組み合わせて申請することも可能です。ただ、渡航歴や就学歴、学位レベルから却下される場合もあるため注意が必要です。
・週20時間まで就労可能
一般的な学生ビザの場合、最大週20時間の就労が認められています。原則、コース開始前の就労は禁止されています。また、Subclass 500(大学院通学者用学生ビザ)を所有し、マスターコースのリサーチまたは、ドクターを開始している場合には、就労時間の制限はありません。
ビザ情報に関しての注意事項
ビザに関する情報提供は、その時点で客観的な情報を提供致しますが、将来に渡りその内容を保証するものではございません。留学に行きたいけれど、どのビザを取得するべきかわからないという方も少ないはず。ビザによって就学期間や滞在期間が異なるため、それぞれのビザの違いをご案内いたします。どのビザの取得が自身の留学プランに相応しいのか、是非参考にしてみてください。
条件 | 学生ビザ | ワーキングホリデービザ | 観光ビザ |
---|---|---|---|
滞在可能期間 | 3か月以上~5年以内 | 12か月以内 | 3か月以内 |
就学期間 | 3か月以上 | 17週間以内 | 3か月以内 |
就労 | 2週間で40時間以内 | フルタイムで就労可能 ※1雇用主の元で最大6か月 |
不可 |
ビザ延長 | 可能(制限あり) | 条件を満たせばセカンド、 サードビザの取得が可能 |
不可 |
ビザ申請から発給までの所要期間 | 2か月~3か月 | 1か月以内 | 1~2週間程 |
ビザ申請可能時期 | 日本国内:学校開始日より4か月前 オーストラリア:学校開始日より3か月前 |
入国日の12か月前 (ビザ取得から12か月以内に入国しなかった場合は失効) |
入国日の12か月前 (ビザ取得後1年間は何度でも入国可能) |
ビザ申請場所 | オーストラリア国内外問わず | オーストラリア国外 | オーストラリア国外 |
申請費用 | $1600 | $650 | $20 |
対象年齢 | 6歳以上 | 18歳~30歳 | 年齢制限なし |
家族同伴 | 通常可能 | 不可 | 不可 |
学校終了日から1~2か月間
通常、学校終了日から1~2か月間のオーストラリアへの滞在が認められています。こちらの残りの期間は、コース期間中に病気や怪我などのやむを得ない理由で授業が受講できなかった場合のために用意されています。特に問題がなかった場合は、ホリデー期間となるため、観光や短期の語学就学、インターンシップなどをして過ごされる方もいらっしゃいます。
コース期間 | 学生ビザの有効期限 |
---|---|
10か月以内の場合 | コース期間+コース終了日から1か月 |
10か月以上の場合 | コース期間+コース終了日から2か月 |
10か月以上かつ11月~12月にコース修了の場合 | コース期間+翌年の3月15日まで |
学生ビザ取得にあたり、達成しなければならないルールが存在します。学生ビザを申請・取得される場合は、下記の規則を守るよう心がけてください。
申請時 | 入国後 |
---|---|
・年齢が6歳以上 |
・規則を遵守する ・コース期間中の出席率を80%以上に保つ ・学校より与えられるアセスメント(課題)を提出クリアする。(専門学校や大学など) ・平均以上の学業成績を保つ ・同一のコースを2度以上履修しない。 ※コースのやり直しは、1度であれば認められます。 |
学生ビザを申請する場合、多くの方が通常の学生ビザに該当します。その他、学生ビザ(大学院のリサーチ学生)、学生ガーディアンビザなど就学先や目的によって取得する学生ビザが異なります。通常の学生ビザ以外を申請・取得する場合、条件が異なる場合があるため注意が必要です。
ビザ | 基本申請 | 同伴家族(18歳以上) | 同伴家族(18歳以下) | ビザ延長申請 |
---|---|---|---|---|
学生ビザ | $1600 | $1190 | $390 | $710 |
学生ビザ(大学院リサーチ) | $1600 | 不可 | 不可 | 不可 |
学生ガーディアンビザ | $1600 | 不可 | 不可 | $710 |
※学生ガーディアンビザの場合、就労はできません。
・学生ビザ保持者の配偶者の待遇に関して 学生ビザの配偶者についても同様に就労が認められています。大学院の学生ビザの扶養家族の場合、その扶養家族は制限なく働くことができます。
・ビザ延長申請費用に関して ビザ延長申請費用は、オーストラリアにて2回以上ビザを申請した際に必要となります。
(例1) 日本にて学生ビザ申請をし、オーストラリアで2回目の学生ビザを申請する場合 2回目の申請料金:基本申請料金$1600のみ
(例2) オーストラリアにて学生ビザ申請をし、オーストラリアで2回目の学生ビザ申請する場合 2回目の申請料金:基本申請料金$1600+ビザ延長申請料金$710=$2,310
(例3) オーストラリアにてセカンドワーキングホリデービザを申請し、オーストラリアで学生ビザへ切り替える場合 学生ビザ切り替え時の申請料金:基本申請料金$1600+ビザ延長申請料金$710=$2,310
必須
パスポート
入学許可書番号(入学予定の学校より発行されるもの)
OSHC
クレジットカード
メールアドレス
Genuine Temporary Entrant(GTE):就学理由
Genuine Temporary Entrant(GTE):・その他諸情報 、職歴(会社名・住所・役職・就労開始日・就労終了日)、最終学歴(学校名・コース名・卒業年度日)、過去10年の海外への渡航履歴(国名と渡航履歴:出入国の日付)、両親や兄弟の情報(お名前、生年月日)など
追加書類
健康診断用紙
レントゲン診断用紙など
ビザ申請後に、移民局から追加書類の提出を求められることがあります。看護やチャイルドケアを学ぶ、フィリピンなど東南アジア圏に3か月以上の滞在歴がある場合など、健康診断が追加事項として求められることがあります。
学生ビザにて滞在した後、さらに専門的な知識を身に着けたい、オーストラリアにもっと滞在したいと考えた場合、学生ビザを延長することが可能となります。 しかし、就労目的で学生ビザを延長する、オーストラリアへの滞在のために延長されるなど、就学理由に矛盾がある場合、延長申請をしても却下される場合もございます。
<Bridging Visa>
専門学校や特定のコースには、入学日が指定されている場合があります。オーストラリア国内で学生ビザ延長を申請し、次のコース開始までギャップ期間が発生する場合、原則最大8週間までBridging Visaを利用して滞在が可能となります。Bridging Visaを所有している間の就労の可否は、申請時に保有しているVISAにより異なります。
申請準備
オンラインでビザ申請を行うことができます。有効なパスポート、クレジットカードなど必書類を準備してから申請を開始しましょう。申請料金は2023年7月現在A$710です。※申請料金は変更がある場合がありますので、最新のものを確認してください。
→最新の学生ビザ情報はこちら(英語サイト)
②申請
ビザ申請にはImmiAccountが必要になります。持っていない方は、まずアカウントを作成してください →ImmiAccount作成方法はこちらから →オーストラリア大使館のホームページはこちら(英語サイト)
申請事項を確認し、項目に沿って申請を進めてください。
③審査
オーストラリアの移民局で審査されます。ビザの発行には通常1か月ほどですが、健康診断などがあると審査に時間がかかります。余裕をもって申請して下さい。
④ビザ通知発送
ビザの発給通知書取得申請時に指定した方法(E-mail/郵送)で届きます。E-mailを指定する際は、携帯電話のメールアドレスでは受信しきれない大きさのファイルが届く可能性がありますので、パソコンで受信できるアドレスを準備して下さい。またパソコンのメールアドレスはフリーメール(G-mail、YAHOO mail)などでも大丈夫です。
⑤ビザ発給
電子上で許可されるビザのため、入国の際に入国審査官に提示する必要はありませんが、念のためプリントしてからオーストラリアへ渡航されることをお勧めします。 通知書には学生ビザの滞在許可期限や諸条件が記載されているので、必ず確認して下さい。
英語で行うビザ申請をきちんと行えるか不安という方もいらっしゃるはず。弊社では、弊社を通して学校をお申込みいただいたお客様に、ビザ申請サポートを無料で行っております!
オーストラリアのビザ申請をするにあたり、申請後に追加で書類を求められるなど、状況に応じて対応せざるを得ない問題も多くなってきています。弊社では、すべての申請段階においてお客様と共に内容を確認させていただきながら誠心誠意ビザ申請のサポートを行わせていただいております。申請の際は、直接オフィスにお越しいただくことも、スカイプにてご対応させていただくことも可能となっておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。