COLUMNコラム
ケンブリッジ英検は一度合格すると一生有効となる英語資格です。ちなみに、オーストラリアではケンブリッジ英検と並んでポピュラーなIELTSは2年間、日本で有名なTOEFULも2年間が有効期限となっています。TOEICには有効期限はありませんが、企業によっては2年以内のものしか資格として認めない、という話も聞きます。
これから海外で働きたい、働きたいけど具体的な目途は立っていないという方でも、ケンブリッジは一生有効なので受験しておいて損はないのです。
ケンブリッジ英検は英語のプロフェッショナル達が長年をかけて研究してきた検定です。そのため、英語能力のものさしとして世界的に認められています。語学学校や専門学校はもちろんのこと、大学や各種企業、政府期間など、ケンブリッジ英検が英語力の証明として使える場所は非常に多くあります。
海外で活動するうえで具体的な目標が決まっていなくても、将来何かの役に立つかもしれないとケンブリッジを受験する留学生も多くいます。
IELTSやTOEFULは学術的な面に強い試験である一方で、ケンブリッジ英検は日常やビジネスの場面で使う英語に重点を置いている試験です。つまり、受験勉強自体が日常的な英語力を養うことになるのです。
語学学校などでケンブリッジ英検準備コースを受講する場合、英語の運用能力を鍛えることに重点を置くため、英語の知識を実生活で使えるようなレベルまで徹底的に練習します。そのため、特に資格は必要ないけれど短期間で英語のレベルを上げたい、日常生活で使える英語をマスターしたいという方にもおすすめの資格となっています。
項目 | ケンブリッジ英検 | 他の試験 |
---|---|---|
試験内容と解答方法に関する比較 | ||
ライティング | 他の試験よりもライティングにかけられる時間が長くなっています。 | 試験時間が短いので、急いで構想を練って書く必要があります。 |
リスニング | 日常的なテーマが多く扱われているため、他の試験よりも親しみやすく把握しやすい内容になっています。 | アカデミックな分野に特化しているテーマが含まれ、ネイティブでも知らないような単語が出ることもあります。 |
スピーキング | 面接官2人と受験者2人で行います。複数人数いることで、比較的緊張することなく話すことが出来ます。 | 面接官1人と受験者1人で行います。 |
具体的な目標を持っているということは、英語の学習の効率を上げるために非常に大切なことです。
ケンブリッジ英検を受ける方は合格という具体的な目標に向かって勉強しますので、何をすべきか明確に分かります。また、受験までの限られた日数の中で勉強する必要があるため、学習のスケジューリングもできます。一般的に、語学学校でケンブリッジなどの英語検定受験対策コースを受講している学生は他の英語コースの学生と比べると上達度合いが早いのが特徴です。
具体的な目標は、英語の勉強のモチベーションを上げる上でも非常に役に立ちます。
語学学校のケンブリッジ英検対策コースは、他のコースと比較するとモチベーションの高い学生が多いため、クラスメートと切磋琢磨しながら英語を勉強したい方には非常におすすめの環境となっています。
オーストラリアに語学留学に来る方の中には、自分の英語学習の集大成としてケンブリッジ英検に挑戦する人もいます。
英語学習は具体的な成果が見えにくい時期もあり、そのような時は自分の英語習得度合いに不安を感じてしまうものです。その点、英語資格の受験は合否や点数によって具体的な英語力が証明されるので、学習者は自分の英語力が判断しやすくなります。
また、ケンブリッジ英検対策コースは難易度の高い授業だけでなく課題や自主学習にも積極的に取り組む必要があります。コースに所属している学生は勉強量の多さに悪戦苦闘しますが、その分自信や達成感も人一倍得られるようです。
主に英文法とボキャブラリーに関する知識が問われるパートです。日本で行われている英語の試験に近い形式で出題されるので、この分野を得意とする人は多いと思います。
文法に関しては、ケンブリッジ英検対策のテキストをひたすら解く、文法の苦手な分野をおさらいする、英字新聞などに出てくる文章をすべて文法的に解釈してみるといった勉強法があります。ボキャブラリーに関してはリーディングやリスニングなどを勉強している際に出てきた知らない単語を覚えるようにしましょう。
リーディングは知識とボキャブラリーの量が勝負になってきます。そのため、普段から洋書や英語の雑誌、英字新聞などを読んで英語の長文に慣れておく必要があります。分からない単語・表現や、英語らしい言い回しなどは書き留めておき、覚えると良いでしょう。また、様々なテーマの文章が出題されますので、日ごろから読むものに関してもバリエーションに富んでいる方が望ましいです。
ライティングは文章の形式(ビジネス文書、レポートなど)をある程度自分で選ぶことができますが、どのような形式が問われても書けるようにしておく必要があります。
勉強方法としては、とにかく量を書いてなれることが大切です。制限時間内に既定の文字数が書けるようにひたすら練習します。また、過去問を繰り返し行うのも有効です。各形式の文章を読み、それを真似して書いてみるというのも一般的な勉強方法です。
ブリティッシュイングリッシュに慣れ親しんでおく必要があります。イギリスのテレビ番組やラジオを聞いて耳を鍛えるのがポピュラーな勉強方法です。お勧めはBBC Radio 4。内容もバラエティーに富んでいますので、ボキャブラリーや英語表現の勉強にもなります。分からない単語・表現、気になった言い回しなどはメモしておいて、調べると良いでしょう。それらをライティングやスピーキングで使えるようになると、英語力がグッと上がります。映画を見るのも一つの手です。わからない部分が無くなるまでなんども繰り返し見てみましょう。
短時間で文章を作り、制限時間内に答える必要が出てきます。過去問はもちろんですが、ネット上にも「お題」のみを集めたページがありますので、その中からお題を選んでタイマーを見ながらスピーチするという方法が有効です。しかし、実際の試験ではペアになった人の意見に対してコメントしたりもしますので、できればパートナーを見つけて一緒に練習するのが望ましいです。
発音を鍛えたいのであればシャドーイングがお勧めです。リスニングのついでに合わせてシャドーイングも行ってみてください。
まとめ
日本ではまだ認知度は低めながら、世界各地で信頼されている能力試験、ケンブリッジ英検。今回のコラムはその試験に関して基本をしっかり抑えてみましたが、受験してみようと思った方はいらっしゃいますか?
せっかくなら取っておきたい資格の一つかもしれません!より詳しく知りたいと思った方は下記よりどうぞ。
ケンブリッジ英検に関する詳細情報はこちらから!