Collegeオーストラリア大学進学

オーストラリアは大学数が少ないこともあり、どの大学も高い水準でレベルの格差がほとんどないのが特徴です。また、それぞれの大学の得意分野が明確で、自然豊かな国ならではの専攻科目も留学生に人気です。

オーストラリアは大学数が少ないこともあり、どの大学も高い水準でレベルの格差がほとんどないのが特徴です。また、それぞれの大学の得意分野が明確で、自然豊かな国ならではの専攻科目も留学生に人気です。

  • 英語力:上級以上
  • 期間:3年~4年
  • 対象年齢:18歳以上
  • 費用:700万円以上

オーストラリアの大学進学ガイド

  • univ
  • 海外大学進学は難しいと思われがち。しかしオーストラリアの大学は留学生を寛大に受け入れており、また日本の大学のような入試もありません。高校卒業後そのまま海外の大学に直接入学するのは難しいかもしれませんが、進学方法はさまざまあり、進学はもちろん努力をすれば最短3年で大学を卒業することも可能です。英語力、費用、時間、将来性など自分のニーズに合わせて大学の進学方法が選べるのもオーストラリアの大学へ進学する魅力の一つ。本ページではオーストラリアの大学へ進学する3つの方法もご紹介します。

日本の高校を卒業した人がオーストラリアの大学に進学したい場合

日本の高校卒業後にオーストラリアの大学進学を希望する人は、入学希望大学の専門分野の入学条件である必修科目や選択科目を大学入学前にファンデーションコース等で履修していなければならない場合が多いです。すでに専門分野の勉強をした上で入学してくる現地の高校生と比較すると、日本の高校を卒業しただけでは大学入学は困難です。そのギャップを埋めるためにファウンデーションコース等に1年程度通い、大学へ進むという過程が一般的です。

日本の大学・専門学校を卒業した人がオーストラリアの大学に進学したい場合

オーストラリアの大学や専門学校は、外国人学生の入学に柔軟に対応してくれます。 日本で取得した単位も10年未満であれば、単位の互換性があります。
しかし、単なる英文成績証明書に記載されている教科名だけでは、講義内容が分からないので単位の認定ができません。 その為、大学/専門学校は、Subject Syllabus(サブジェクトシラバス)と呼ばれる英文講義概要を要求しています。 日本の卒業校の中には、英文講義概要を作成してくれない場合もあるので、翻訳を依頼せざる得なく時間がかかります。 早めにSyllabusを準備する必要があります。

大学の入学基準

専攻・コースによって入学条件は異なりますが、平均的な入学基準は以下の通りです。
希望する大学・大学院の入学基準の詳細は、出願前に必ずご確認ください。

大学/Bachelor Degree

学歴 高校卒業以上。(大学入学準備コースを修了していることが望ましい。)
高校の成績の目安 5段階評価で、平均3.5以上
英語力の目安 IELTS(Academic)6.5以上 または TOEFL(PBT)550
必要書類 高卒なら高校の担任教師からの推薦状があると望ましい。
その他 音楽や芸術系のコースでは、作品(ポートフォリオ)の提出や実演(パフォーマンス)などが課せられることもあります。

英語力に自信のない方は

大学の入学基準で最も気になるのが英語力です。まだ基準の英語力に達していない場合は、大学へ入学する前に留学生向けの付属英語コースを受講することによって、条件付きで入学内定がもらえる場合があります。最近では、付属英語コース以外に私立の語学学校と提携している専門学校も増えているので、予算や受講期間に応じて学校を選びましょう。

語学学校からオーストラリアの大学へ進学する方法

進学に役立つ制度「アカデミック・パスウェイ」とは?

さらに知っておきたいのが「アカデミック・パスウェイ」。UTS Insearch(シドニー工科大学付属語学学校)などの大学付属語学学校やNavitasなどの大手語学学校ではアカデミック・パスウェイというプログラムがあり、語学コースからファウンデーションコース/ディプロマコース、提携している大学進学までの手続きサポートをすべて一貫して提供しています。さらにアカデミック・パスウェイを利用しコースを修了すると、ファウンデーション/ディプロマコースに申し込む際や提携する大学への進学の際にIELTSスコアの提出を免除される特典もあります。Navitasは大手とだけあってラ・トローブ大学やマッコーリー大学、サウスオーストラリア大学など提携している大学の数が多いのでおすすめです。

パターン1.語学学校+ファウンデーションコース

ファウンデーションコース

オーストラリアの大学へ進学するにあたって1番の壁となるのが“英語力”です。通常海外の大学では留学生を対象に8ヶ月~10ヶ月のファウンデーションコースと呼ばれる大学進学準備コースを大学付属、もしくは提携学校で開講しており、そこで大学の授業を受ける際に必要となるアカデミックな英語力や勉強方法、大学で学びたい分野の入門科目などを学びます。入学月は1月~2月、6月~7月が一般的ですが、4月入学も可能な学校があります。

ファンデーションコースの入学月は、大学で希望するコースにタイミングよく入学できるように決める必要があるので注意しましょう。このファウンデーションコースを無事に修了すると、晴れて大学本科に進学することができます。一般的に、ファンデーションコースは希望する大学の付属や提携校で学ぶ必要はなく、どの学校のファンデーションコースで就学しても、希望する大学へその成績を提出することができます。

しかし、ファウンデーションコースを受講するためにもある程度の英語力が必要となっています。大学によって入学基準は変わるものの、通常、ファンデーションコースに必要な英語力はIELTSアカデミックモジュールで5.5以上となっていますが、進学を希望している大学のコースによっては、入学時にIELTS 6.0相当の英語力をつけておく必要があります。IELTSで規定のスコアに達していない方は、まず語学学校に通い、ファウンデーションコースの受講に必要な英語力を身につけます。

この方法は「とにかく英語力を強化し、勉強スキルの基礎を固めた上で大学へ進学したい方」や、「レベルの高い大学を目指している方」におすすめです。

ファウンデーションコース申込に必要な書類

最終学歴の英文卒業証明書と英文成績証明書

入学願書

IELTS試験スコア(5.5以上の成績)

パスポートのコピー

費用

期間 費用
一般語学学校
(例)Langports English Language College, Sydney
(IELTS対策コース)
5週間 AUD$1,995(約163,390円)
アカデミック・パスウェイのある語学学校
(例)UTS Insearch(英語コース)
AUD$510
ファウンデーションコース スタンダード8ヵ月 AUD$24,000 (約1,959,640円)
長期12ヵ月 AUD$34,500(約2,818,060円)
IELTS受験料 AUD$330(約27,030円)

パターン2.語学学校+ディプロマコース

ディプロマコース

ファウンデーションコースに代わるものとして大変人気があるのがディプロマコースです。ディプロマコースとは、大学一年次に相当する授業内容を独立して受講できる専門プログラムです。一般的に半年~一年間のプログラムが開講されています。

ファウンデーションコースではコース修了後大学1年生に進学するのに対し、ディプロマコースはコース受講で得た単位が大学1年次に取得する単位として認められるので、コース修了後は提携する大学の2年生に編入できるのです。つまり、ファウンデーションコース経由で大学に進学すると卒業までに計4年以上かかるのに対し、ディプロマコースを経由すると最短3年で卒業できることになります(語学学校の期間を除く)。時間と学費を大幅に削減できる大変おすすめの進学方法です!

ディプロマコースの入学条件はIELTS総合スコア6.0ポイントからが一般的です。しかしスコアが5.5の場合でも補習授業を受けるなどの条件つきで入学が許可される場合があります。語学学校+ディプロマコースの方法は「学費を抑えたい方」や「なるべく早く卒業した方」、「英語力にある程度自信のある方」におすすめです。

ちなみにファウンデーションコースのほとんどが、提携している大学のキャンパス内で開講され、図書館やジムなど大学の施設を利用することが可能です。また、ディプロマコースで大学に編入できるのは提携している大学のみですので、希望の大学が提携していない場合やシドニー大学などレベルの高い大学などを目指している場合はファウンデーションコース経由のみが選択肢になってしまいます。

費用

期間 費用
一般語学学校
(例)Langports English Language College, Sydney
(IELTS対策コース)
5週間 AUD$1,995(約163,390円)
アカデミック・パスウェイのある語学学校
(例)UTS Insearch(英語コース)
AUD$510
ディプロマコース スタンダード12ヵ月 又は短期8ヵ月 AUD$30,000(約2,449,560円)
長期16ヵ月 AUD$36,000(約2,939,470円)
IELTS受験料 AUD$330(約27,030円)

ディプロマコース申込に必要な書類

最終学歴の英文卒業証明書と英文成績証明書

入学願書

IELTS試験スコア(6.0以上の成績または5.5で入学条件つき)

パスポートのコピー

カレッジからオーストラリアの大学へ進学する方法

カレッジからオーストラリアの大学へ進学

将来の就職を重要視している方、そのためのスキル・資格を早い時期から習得したい方におすすめ
大学一年生からスタートすることだけが学位を取得する方法ではありません。もう一つの大学への進学方法としてキャリアカレッジを経由するという方法があります。そこで今回おすすめしたいのが、州立であるTAFE(Technical and Further Education)です。TAFE(通称:テーフ)とは、オーストラリアにある職業訓練専門学校で、ざっと100校以上あります。留学生も受け入れていますが、約9割は現地オーストラリア人が就学しています。TAFEのすばらしい点は、資格と学位を両方取れるということ。通常大学では理論を中心に学びますがTAFEでは実践的に訓練を行い、早い時期からスキルを習得することができます。

レベルは易しいほうからCertificate1~4、ディプロマ、アドバンス・ディプロマと明確に定められていて、一部のTAFEでは大学と同じレベルの学士号(Bachelor)コースも開講されています。そしてディプロマ以上のコースを修了すると卒業証書=資格として認められるので、雇用の機会が広がると共に、提携している大学の2年生又は3年生へ編入する道も開けるのです。

TAFEに通う生徒は高校卒業者から社会人までと幅広く、また目的も、就職やキャリアアップ、学位の取得などとさまざま。学べる分野も、ビジネスやホスピタリティであったり、美容、医療、法律、教育、工学などコースが充実しているのが特徴です。このように多様な社会や個人のニーズに応じ、就職(又はキャリアアップ)と進学の両方の道を提供するTAFEは現地のオーストラリア人に大変人気があります。費用面でみると、一般大学に比べて安めに設定されているため、学士号の取得を考えた際、大学一年から始めるよりも学費を大幅に抑えられるというメリットがあります。

TAFE/専門学校を卒業後に、それらの学校と提携した大学に進学したい場合

(Australian Qualifications Framework)に よって、単位の互換性があります。 また、専攻関連分野への入学であれば専門学校で取得したDiplomaの単位を最高1年~1.5年分まで認定し、 大学の2年に編入することも可能です。

※大学や大学の専攻、また専門学校での成績等でも認定単位数は異なります。 必ずしも専門学校での単位を認められるとは限りませんのでご注意ください。

ちなみにオーストラリアには、州立のTAFE以外にビジネス分野のコース開講を専門とした私立ビジネス・カレッジがあります。私立カレッジのメリットは、ほとんどのキャンパスが主要都市にあり、TAFEに比べて集中的に質の高い学習を提供しているので短い期間で卒業することがあげられます。ただしコースの開講数はTAFEに劣るので、自分が学びたい分野がはっきりとしていて、尚且つその分野において質の高い授業を受けたい方、なるべく短い期間で卒業したい方にはこちらがおすすめです。もちろん私立カレッジでも提携している大学に編入できるプログラムが用意されています。

費用

期間 費用
TAFE NSW:ディプロマ マーケティング 1年間 AUD$12900(約1,056,680円)
英語コース AUD$250~350

必要な書類

最終学歴の英文卒業証明書と英文成績証明書

入学願書

IELTS試験スコア(5.5以上の成績)

パスポートのコピー

直接オーストラリアの大学へ進学する方法

直接オーストラリアの大学へ進学

成績優秀で、大学1年生からキャンパスで現地の学生同様に学びたい方におすすめ
最後に直接オーストラリアの大学1年生へ進学する、という方法を紹介します。こちらの方法は成績優秀な方や英語力が十分にある方に限られるのであまりポピュラーな進学方法ではないかもしれません。語学学校に通わない分、学費と時間の節約になりますし、留学生がほとんどのディプロマコースやファウンデーションコースに通わずに、大学1年生から現地の生徒と一緒にキャンパスで学ぶことができるというメリットがあります。

この進学方法は1.の「語学学校からオーストラリアの大学へ進学する方法」とほぼ同じですが、唯一の違いは語学学校やTAFEに通わず直接大学へ入学するという点です。
海外の大学への進学を決める時期は人によって異なりますが、中には高校在学時から「自分はオーストラリアの大学へ進学することを決めているという方もいらっしゃると思います。高校生が、直接オーストラリアの大学へ進学したい場合に高校在学中にできることは、授業をまじめに受けること、在学中になるべくたくさんIELTS試験を受けることです。規定のスコアが取得できれば、英文の成績書と一緒に出願することができます。もし規定のスコアが在学中に取れなかった場合でも、高校卒業後に自分で勉強をしてスコアを取れば、出願規定を満たします。

さらに知っておきたい点として、オーストラリアの大学は入学時期が2年制の大学は年に2回(2月と7月)、3年制の大学は年に3回(2月、6月、10月)あります。つまり入学の時期を一度逃しても丸一年待つ必要がなく、次の入学チャンスはすぐにやって来るので、焦らずに自分のペースで勉強することが大切です。こちらの進学方法は1の方法よりぐっと学費を抑えることができます。現地の語学学校に通うことのメリットはもちろんたくさんありますが、現地で学費や滞在費を考えるとやはり安くはないのが現実です。なるべく現地での滞在期間を短くして費用を抑えたい方にはこちらの方法もおすすめです。

費用

期間 費用
文系学部 1年 AUD12,000~23,000(約100~200万円)
理系学部 1年 AUD14,000~35,000ドル(約120~300万円)

必要な書類

最終学歴の英文卒業証明書と英文成績証明書

入学願書

IELTS試験スコア

パスポートのコピー

英文推薦状

英文エッセイ

※詳細は大学によって異なります。

留学までの流れ

  • 1年~1年半前

    大学情報収集
    エージェントに相談

  • 6~12か月前

    IELTS取得or提携語学学校の英語試験受験

  • 6ヵ月前

    大学出願書類の収集・提出

  • 4~6ヵ月前

    学費のお支払い

  • 1~4か月前

    ビザ申請・航空券・海外保険手配

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