オーストラリア国内にある職業訓練専門学校で、幅広い分野のコースを提供していることから、留学生のみではなくオーストラリア人にとっても人気の進学先となっています。コース修了後のキャリアに活かせるスキルを勉強していくのが大きな特徴です。TAFEは質の高い学校として現地企業の高い信頼を得ている専門学校でもあります。また、在学生のほとんどがオーストラリア人のため、現地の友人も多く作ることができます。
TAFEではほとんどの分野のコースを開講しており、自身の興味のある分野を勉強をすることができる環境が整っています。例えば、以下のような分野を学ぶことができます。
オーストラリアの専門学校へ入学する際には入学試験がなく、「英語力」と「高校での成績」を基に判断されます(コースによっては高校1年生を修了していれば入学できるものもありますが、ほとんどのコースが高校卒業資格を必要とします)。
英語力証明の資格としましてはオーストラリアでは「IELTS(アカデミック)」が幅広く認知されています。残念ながら日本で主流のTOEICや英検は受け入れられないので予めご留意ください。コースによって異なりますが、目安としてIELTS5.5というスコアが最低でも求められます。
出願時の提出物は以下の書類
・入学願書(アプリケーションフォーム)TAFEの英語力レベルチェックテストを受験
レベルチェックテストの結果を基に指定された期間の英語コースで基準の成績を納めると専門コースへと進学できます。
提携の語学学校から進学をする
TAFEと提携している語学学校が定めているレベルのコースを修了することによりTAFEへと進学できます。
【入学時期】
TAFEへの入学時期は主に2月と7月ですが、コースによってはその他の月の入学も可能です。
英語コースに関しては私立の語学学校では毎週入学が可能ですが、TAFEの場合には5週間毎など入学日が予め決められています。
【学費】
学校やコースにより学費は異なりますが、例えばTAFE NSW(ニューサウスウェールズ)を見ていきます。学校によっては入学金や教材費がないコースもあります。
豊富なコースで学費を抑えて専門分野を勉強することができる
TAFEでは様々な分野のコースを受講することができ、卒業後の仕事で必要なスキルを学ぶことができます。また、TAFEでの学費はオーストラリアの大学よりも安いため留学生のみではなく現地の学生もDiplomaコース(もしくはAdvanced Diplomaコース)を修了した後に大学2年生へと編入をする方も多いです。
私立の専門学校よりも現地の学生が多い
TAFEにはほとんどオーストラリア人の学生が在籍をしているため、ネイティブの英語環境で勉強をすることができます。また、多くのオーストラリア人の友人を作ることもできます。
仕事探しに役立つ資格
オーストラリアでの留学中には仕事をすることができ(観光ビザでは就労は不可)、TAFEでは実践的なスキルを勉強・習得するため語学留学をしている方と比較をすると仕事を見つけるのは容易になります。
入学基準よりも高い英語力が求められる
ネイティブの学生が多いため、仮に入学条件以上の英語力を保持していても授業についていくのは簡単ではありません。TAFEで学ぶ分野の勉強以外にも英語の勉強は継続して続ける必要があります。
出願理由や将来のプランなど英文でのエッセイを求められる
TAFEへ提出する願書内には出願理由や将来のキャリアプランなど英文で自分の考えを書く必要があります。なんとなくの進学ではなく出願前にはTAFEで勉強をしたいことや将来の夢を考えておきましょう。
コースによってはすでに知っている内容を勉強することもある
Certificate1~3のコースは現地の高校生が学ぶレベルの内容となっているため、日本の大学を卒業した方や社会人にとってはすでに知っている知識も多く新たなことを勉強するのは難しい可能性があります。