COLUMNコラム
CONTENTS
2000年にシドニーオリンピックが開催されたという背景もあり、日本ではオーストラリア国内で最も知名度が高い都市なのは間違いないでしょう。ただ、知名度だけで人々は留学先を選ぶのでしょうか。いや、そんなはずはないと考えます。そこで、今回はシドニーに留学をするメリットとデメリットを分かりやすく比較してみようと思います。
豊富な学校の選択肢
留学をする際に学校選びは重要な1つのポイントになるのではないでしょうか。
シドニーはオーストラリア最大の都市であることから語学学校・専門学校・大学の数が多く、自分が学びたい分野や成し遂げたいことを実現できる学校と巡り合う可能性が高くなります。
例えばバリスタ留学はオーストラリアだとメルボルンが思い浮かぶ方もいらっしゃいますが、シドニーでも実現可能となります。
綺麗なビーチが数多く存在する
オーストラリアにはビーチが有名なエリアとしてヌーサやゴールドコーストなどありますが、実はシドニーにも多くのビーチがあります。ほとんどのビーチはシドニー中心部から公共交通機関で30分ほどで行くことができるため、生活は都会でしたいけど、週末はビーチでのんびり過ごしたいという方にはピッタリです。一部のビーチ近くにはBBQスペースがあり、食材を持っていくだけでBBQを楽しむことができます。
南半球で最大の都市
シドニーは都市の規模が南半球で最大と言われています。そのため、オーストラリア国内では「何でもある街」として認知されています。オーストラリアの経済・産業・エンターテインメントはシドニーが中心となっており、季節ごとのイベント、特に年越しの花火イベントでは世界各国より観光客が訪れ、市内に交通規制が敷かれるほど混雑します。やはり長期留学をご検討されている方にとっては休日に出かける場所や様々なお店やイベントがある方が生活満足度は高くなると予想されます。
仕事の選択肢が多い
オーストラリアでは学生ビザとワーキングホリデービザで滞在している方は就労をすることができます(ビザの種類により就労可能時間や同一雇用主の下での就労期間が異なります)。留学前の多くの方が思う不安要素として「英語力」が思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。シドニーには日本食レストランが多く出店しているため、英語力がゼロに近い状態でも仕事をゲットするチャンスが他都市よりも高いです。オーストラリアでの留学(学生ビザもしくはワーキングホリデービザでの留学)では現地で生活費を稼ぐことができるので、経済的な負担を少しでも抑えることができる、また仕事を通じて英語や文化を吸収することができることも大きな魅力です。
公共交通機関が便利
シドニーではバス・電車・トラム(路面電車)・フェリーなどの公共交通機関が発達しており、通学や通勤にとても便利です。また、Opal Card(ICカード)を使用すれば毎週日曜日は公共交通機関が$2.8/日(2020年3月現在)でニューサウスウェールズ州内で乗り放題というサービスも行っておりますので、遠出をする良いきっかけとなります。
物価が高い
オーストラリアではシドニーが最も物価が高く、例えばシドニー中心部に住むともなれば東京23区内以上の家賃となります。また、日本のようにワンコインでおなか一杯食べることができるお店はほとんどないため自炊をする必要がありますが、留学を通してその他の部分でも節約を意識したりするので、生活スキル全般が向上します。
ローカルの仕事が少ない
失業率が上昇しているゴールドコーストでは現地の人でも就職は困難な現状です。英語環境を求め、ローカルジョブを探している人はなかなか難しいかもしれません。ですが日本食レストランは多いので比較的お仕事は見つかりやすく、まずは日本食レストランからスタートされる方が多いです。また繁忙期の夏は観光客が増えるので、その分ローカルの観光業のお仕事をゲット出来るチャンスがあるので諦めずに挑戦してみてください。
日本語のみでの生活が可能となる
シドニーの学校には日本人が少なからず在籍をしている、それと併せてスーパーでもセルフレジを導入しているので実行しようと思えば英語を話すことなく生活ができてしまいます。ただ、一概にデメリットになるわけではなく、英語力に大きな不安がある方にとっては生活に慣れるまでの期間は安心かもしれません。また、初めての海外で不安だらけという方にはむしろ適している留学先となります。
英語力が低いと仕事先は日本食レストランになる可能性が高い
メリットにも挙げたように、シドニーはオーストラリア国内で最も仕事の数が多く、中には時給が4,000円以上の仕事もあります。シドニーには世界中からたくさんの留学生が来ますので、給料が高い仕事というのは非常に人気があります。そのため、その競争を勝ち抜くためには英語力が必須となります。英語力が低い状態で現実的に雇ってくれるのは日本食レストランとなり、日本人と一緒に仕事をする環境となります(一部の日本食レストランにも他の国籍の方もいます)。英語を使う職場で就業をしたい場合には英語を高めるのは必須となります。
のんびりとしたオーストリア人の性格を感じることが難しい
オーストリア人の性格としてフレンドリーで大らかというのが特徴なのですが、シドニーでは多くの外国人やビジネスパーソンが住んでいるため、日本でもよく言われる「都会の人は冷たい」という感覚をオーストラリアの他都市と比較をすると覚えてしまうかもしれません。
大自然という環境ではない
オーストラリアと聞くと広い道路があってカンガルーがいて、、、など思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。もちろんオーストラリアにはそのようなエリアはあるのですが、シドニーの場合は自然というよりも都会の割合が大きいため、大自然の中で生活をしたい方はギャップを感じてしまうかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか。
もちろん、上記のほかにもメリット・デメリットはあるかとは思いますが、少しでも都市を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。
それでは、上記の内容をまとめていきます。
メリット
・学校の選択肢が多い
・自然と都会が融合している
・南半球最大の都市で季節ごとのイベントなど目白押し
・仕事の数がオーストラリア国内で最も多い
・公共交通機関が便利で日曜日は乗り放題になる
デメリット
・物価が高く、特に家賃が高い
・日本人が多く住んでいる
・英語力が低いと仕事の幅が狭くなる
・オーストリア人の気質を感じ取ることが難しい
・他都市と比べると自然よりも都会の割合が大きい
シドニーにはオペラハウスを筆頭に観光名所やブルーマウンテンなどの世界遺産もあり、見どころ満載の世界有数の都市です。
是非素敵なシドニー留学をお過ごしください。