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半年留学:費用に対して英語の成果はあるのか?【経験談】

    • 2020年3月25日

半年留学コラム 海外へ留学しようと思った際、悩むものの一つに留学の期間があります。英語を話せるようになりたい、海外で仕事を経験してみたいなど、自分の現在のレベルと達成したい目標によって留学したい期間は変わりますが、そこには留学費用の問題も絡んできますので非常に悩みどころです。
そこでこちらの記事では、半年間オーストラリアで語学留学をした筆者が、半年の留学でかかった費用とどれくらい英語力が伸びたかを実体験をもとに徹底解説します。留学期間にお悩みの方は、具体的なイメージをするためにぜひ参考にしてみてください。
半年の留学でかかる費用と節約のコツ
半年の留学でかかる費用と節約のコツ

まず、オーストラリア・シドニーで半年間語学学校へ通った経験をもとに、必要な費用と節約方法をご紹介します。留学費用は通う学校や生活スタイルによって異なります。また、留学先によっても大きく異なり、留学生に人気の英語圏の都市部は比較的生活費が高い傾向にあります。そのため、あくまで目安としてご覧ください。

留学準備費

パスポート 16,000円
学費 900,000円
学生ビザ 46,000円
航空券代 130,000円
スーツケース 12,000円
消耗品購入 25,000円
海外旅行保険 100,000円
合計 1,229,000円

学費には、入学金、教材費、授業料、OSHC(留学生用保険)を含みます。OSHC(オーストラリア政府指定の学生ビザ留学生保険)は、オーストラリアへ学生ビザで渡航する場合に必ず加入します。ちなみに筆者はLangports English Language College Sydneyに通いました。こちらの学校の授業料は平均よりも少し高いので、格安校へ通えば授業料はもっと抑えることができます。
航空券代は、オーストラリア最大手のカンタス航空で羽田・シドニー間の往復のチケットを買った際の料金を参考にしています。行きのチケットは、日付指定なので安く済みましたが、帰りは日付が変更できるチケットにしたので割増しになりました。格安航空や、乗り継ぎ便、帰りの日程を変更しないチケットであれば、もっと安く抑えられるでしょう。スーツケースは80Lサイズのものを割引で購入。消耗品については化粧品などこだわりのあるものは半年間分購入しました。

現地の生活費

ボンド 20,000円(シェアハウス契約時のみ),000円
滞在費 40,000×6≒250,000円(水光熱費+ネット代含む)
食費 20,000×6=120,000円
消耗品代 3,000×6=18,000円
交際費 20,000×6=120,000円
スマホ用simカード 2,500×6=15,000円
交通費 10,000×6=60,000円
合計 603,000円

ボンドとは、日本でいう「敷金」の事です。一般的に、2~4週間分の家賃に相当します。筆者の場合、ホームステイは利用せずに最初から知人とのシェアハウスを選んだので、滞在費はかなり抑えられています。シェアハウスでは、マスタールームというバス・トイレがついているタイプの部屋を二人でシェアしていたので、1ヶ月の一室の家賃は実質8万円程度になります。バス・トイレがシェアになる普通の部屋の場合は、もう少し家賃が下がります。また、家賃には水光熱費+ネット代が含まれていませんでしたが、3カ月に一度支払っていました。
食事は自炊をするとかなり節約できます。物価が高いと言われるオーストラリアですが、自炊すればむしろ日本よりも食費が抑えられます。筆者の場合、平日は自炊で頑張り、週末は外食をしていました。
通信費については、オーストラリアでは1ヶ月2,500円程度でデータ通信量3GのプリペイドSIMカードが買えます。SIMフリーの携帯をお持ちの方におすすめです。
交通費は、学校から離れたところに住んでいたのでそれなりにかかりました。しかし、NSW州ではスイカやイコカのようにプリペイドのICカードで公共交通機関を利用すると運賃が割引になるので、それを利用していました。
筆者の場合、オーストラリアで半年間語学留学した際の総額は1,832,000円になりました。アルバイトはしていなかったのでこちらの金額になりましたが、もしシドニーでアルバイトをした場合は平均で時給1,000~3,000円程稼げますので、留学費を節約できます。
お金の準備は非常に大切です。私の周りには、資金不足のために帰国せざるを得なかった、またはやりたいことを諦めてアルバイトに時間を割かなければならなくなったという人が何人かいました。留学を決めたら、少し多めに見積もった留学資金を確保しておくとよいでしょう。

語学学校へ通う前の英語力について
語学学校へ通う前の英語力について

半年間の留学の成果をご紹介する前に、まず筆者の留学前の英語力についてご説明いたします。
筆者の通っていたLangportsの一般英語コースは、各スキルごとにレベル分けがされており、シドニー校の場合は6がAdvanced(上級/アドバンス)と呼ばれる最高クラスでした。そして、筆者の入学時のレベルは以下のような感じでした。

  • USE(文法・英語スキル全般):4
  • ライティング:5(英語で日記をつけていたので簡単な文章を簡単な単語で書くことは得意でした)
  • リスニング:4(日常会話でさえあまり聞き取れず、何度も聞き返すレベルでした)
  • リーディング:4(中級で、短い児童書が辞書ありで読めるレベルでした)
  • スピーキング:4(自己紹介や「〇〇しました」など簡単なことしか言えない状態でした)

レベルについては、日本人留学生は3からスタートしている人が多く、南米や欧州の留学生は4か5からスタートしている人が多かったです。

勉強の効果を感じられた時期
勉強の効果を感じられた時期

英語の勉強は、よほど意識的・積極的に行動していない限り毎日成長を実感できるものではありません。しかし、ある日突然「あ、〇〇ができるようになってる!」と感じるときが来ます。半年間の留学生活の中で、筆者にも何度かこの状況が訪れました。

留学から1ヶ月

最初のころはほとんど聞き取れなかった先生の説明が、7~8割ほど聞き取れるようになり、英語に慣れてきました。ちょうどこのころ、USEクラスのレベルを上げてもらえました。

留学から3ヶ月

簡単な内容であれば、話すことが苦にならなくなりました。昼休みに友人と会話するときも、たとえ話をしたり皮肉を言ったり(笑)など、少し難しい内容も話せるようになりました。また、役所や郵便局などで自分の意思をなんとか伝えられるようになりました。短期留学の場合、最低3ヶ月留学すれば、英語に対する抵抗感はなくなり、留学したかいがあったと思えるような成果が得られるのではないでしょうか。

留学から4、5ヶ月

一般英語のクラスでは授業内容が少し物足りなくなってきました。ちょうどこのころ、USEクラスのレベルが6に上がり、授業内容自体は難しくなったのですが、漠然と「英語を話せるようになりたい」と思うだけではモチベーションを保つのが大変でした。試験対策コースなど、明確に目標が持てるコースへ変えればよかったと思っています。国際的に認められているケンブリッジ英検の対策コースなど、語学学校によっていくつかの資格試験対策コースの準備があります。事前に調べておくとよいでしょう。英語能力試験に関してはこちらのページもご覧ください。

留学から6ヶ月

卒業時のクラスのレベルは以下のようになりました。

  • USE(文法・英語スキル全般):6
  • ライティング:6
  • リスニング:5
  • リーディング:6
  • スピーキング:6

日本に帰国後にTOEICを受けたところ、目標の800点を上回る過去最高スコアの880点をマークしました!

半年間の留学でどれくらい英語レベルが上がったのか
半年間の留学でどれくらい英語レベルが上がったのか

文法に関しては、もともとそれなりに得意だったことがあり、あまり新しいことを学んだ感じはありませんでした。しかし、「a」と「the」のどちらを使うべきか、過去形を使うべきなのか過去完了形を使うべきなのか、「will」なのか「be going to 」なのか進行形なのかといった、日本人には少し分かりにくい部分を理解できたことがよかったです。
ライティングに関しては、友人宛の手紙レベルのものは簡単に書けるようになりました。問い合わせのメールなどビジネス文書に近いものは、形式はともかく自分の言いたいことを伝えられるようになりました。
リスニングは一番苦戦しましたが、はっきり話してもらえれば相手の言っていることがほぼ100%聞き取れるようになりました。しかし、ネイティブの早い英語や、オーストラリア訛りが強い英語はまだ難しかったです。
リーディングは、長編の児童書(ハリーポッターなど)が辞書なしで読めるようになりました。出てくる単語がすべてわかるわけではないですが、意味を推測して読み進められました。わからない単語は無限にあるので、ある程度「推測する力」を身に着けることができるのも、英語の上達で物差しになるポイントかと思います。
スピーキングは、友人との会話がほぼ問題なくできるようになりました。単語が分からなくても、言い回しを変えたり状況を説明したりして自分の言いたいことを伝えられるようになりました。仲の良い友人とはカフェで数時間話し込むこともしばしばでした。

留学中の英語の勉強方法
留学中の英語の勉強方法

以上、筆者個人の状況ではありますが、英語の成果についてご紹介しました。

この実績だけ見ると留学に行けば簡単に英語力が上がるかと思う人もいるかもしれませんが、学校で英語を勉強するだけでは格段に英語力を上げることは難しいです。もちろん、簡単な会話をするレベルにはなれますが、それ以上のレベルを目指す場合は自分で努力して英語環境を作っていくことが大切です。
筆者の場合、学校に図書館があったので、英語学習者向けの本を借りて通学時間に必ず読んでいました。また、3ヶ月を過ぎたあたりからは、授業の内容を家で復習するようになりました。友人はアルバイトを通して英語を鍛えていて、現地企業でアルバイトをしている人は、周りが英語環境になるので上達が早かったです。言葉はアウトプットしてこそ使えるようになるものですので、アルバイトは非常に有効な勉強方法だと思います。

半年間の留学で英語以外に学んだこと
半年間の留学で英語以外に学んだこと

留学のメリットは、単に語学力が上達するだけではありません。日本にいてはあまり出会えないような人々と交流がもてることや、日本ではできない経験ができることも、立派な学びの一つです。
筆者の場合、世の中には色々な価値観や考え方を持っている人がいるということを、肌で感じることができました。例えば学校の授業のクオリティに満足できないと、南米や欧州の留学生は苦情を言いますが、日本人は黙っていること多いです。欧米諸国では、自分の意思をしっかり伝えることを非常に重視しており、泣き寝入りはしないということを目の当たりにしました。
また、仕事に対する価値観も変わりました。オーストラリア人は仕事とプライベートをしっかり区別し、休暇を大切にします。最も印象的だったのは、夏の日が長い時期はお父さんたちが仕事上がりに子供と公園で遊んでいたことです。プライベートも大事にできる雰囲気ならではの光景だと思い、日本ではどちらかというと仕事重視だった自身の意識が変わりました。

  • まとめ
  • まとめ

筆者個人の意見になりますが、私は約180万円で一生使える英語のスキルと、日本では不可能だったかもしれない価値観の変化を得られたので、半年間の長期留学の費用対効果は十分に高いと感じました。大学生の場合、半年となると大学を休学しなければなりませんし、180万円は決して安い金額ではありませんが、その価値はあると思います。
筆者の場合は、海外の友達とコミュニケーションが取れるようになったり、ネイティブスピーカーの英語も頑張れば聞き取れたりなど英語力が向上しました。また、英語でできることが増えたので、日本以外の環境でも生きていく自信がつきました。そして、自分の価値観を変えてくれる出来事にいくつも出会えたというのも大きなメリットでした。価値観を変えるほどのことに出会える機会はそうそうありませんので、これも留学の魅力だと思います。
最後になりますが、留学の期間を決めるときに重要なのは使える費用と自分の到達したい具体的な目的や留学へ行く理由です。それらが決まったら、留学エージェントに相談してみましょう。エージェントは留学情報や学校の最新情報を豊富に持っているので、最適なプランを提示してくれます。今回の事例はあくまで一例ですが、具体的な海外留学のイメージをするお手伝いになれば幸いです。

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