オーストラリア入国でまず一番始めに直面する入国審査の流れを、順を追って解説します。オーストラリアは全てのビザがオンライン上で管理されているうえ、2015年から審査官と対面せずに入国できるシステム『スマートゲート』が導入されました。ほとんどの主要な都市の国際空港で導入されています。自動化されたことにより、入国審査にかかる時間は10分前後まで短縮されました。
このページではシドニー国際空港を基に解説していきます。他都市の空港では、異なる場合がありますので標識または係員の指示に従って通路を進んでください。
飛行機から降り、人の流れに沿って進んでいくと、写真のような電光掲示板が見えてきます。パスポートにチップが組み込まれているeパスポート(IC旅券)保持者で16歳以上の渡航者が対象の『ePassport self service (eパスポート保持者)』に進みます。旧パスポートを保持している方や16歳未満の方、入国スタンプが必要な方は『All Other Passport Holders (その他のパスポート保持者)』に進んでください。
『ePassport self service』に進むと、KIOSK (キオスク)と呼ばれる機械が何台も並んでいます。パスポートの顔写真のページを挿入すると日本語の画面がでてきますので、指示に従って質問に回答していきます。手続きが終わると、チケットがでてきます。
(例)
・結核を患っていますか?
・犯罪歴がありますか?
キオスクで受取ったチケットを差し込み、正面のカメラを見ます。できる限りパスポートの顔写真と同じになるように、帽子や眼鏡を被っていたらとりましょう。眼鏡があるとエラーがでます。
撮影が終わると、ゲートが開きますのでそのまま通路に沿って進みます。入国審査はこれで完了です!チケットが出てきますので取り忘れに注意しましょう!
【エラーが発生した場合】
顔写真撮影でエラーが発生した場合も落ち着いてください。Assistance Desk (アシスタンス・デスク)がありますので、標識に従って進み、審査官のもとで対人で手続きを行います。
荷物を受取るコンベアに進みます。モニターにフライト便名とコンベアの場所番号が表示されていますので確認しましょう。荷物のとり忘れ、間違いがないように荷物札の確認を忘れずに!
飛行機の中で記入した入国カードとスマートゲートで使ったチケットを提出します。入国カードの検閲の質問項目に全てNOと答えた方は『Nothing to Declare (申告物なし)』に進みます。ひとつでもYESがある方は「申告物あり」のゲートに進みましょう。誤ったゲートに進んでも、係員が確認していますので安心してください。 申告物がある方や、申告物がある疑いがある方はスーツケースを開けるよう求められる可能性があります。自分が何をスーツケースに入れているか、しっかりと確認するようにしましょう。
お疲れさまです。税関を抜けると入国の手続きは全て終了です。EXIT (出口)のサインに従って通路を抜けると、到着ゲートです。 お出迎えサービスを利用されている方は、各自出迎えドライバーの方を探しましょう。
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